今回は、HuluでKinki Kids主演のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』を見たので。
その感想を書いていきます。
いやー、懐かしい。
『ぼくらの勇気 未満都市』は、リアルタイムで見ていたのですが。
まさかもうもう一度みることができるとは。
レンタルがあったかは覚えていませんが。
再放送が難しいドラマだっただけに。
Hulu様様ですね^^
当時もすごい面白くて、毎週楽しみにしていたんですけど。
大人になって改めてみてみると、また違った意味ですごいドラマだと認識させられましたね。
では『ぼくらの勇気 未満都市』についてですが。
小原裕貴さんの復帰などでも話題になりましたが、そっちは詳しい人に任せて^^
それ以外について感想を書いていこうかと思います。
ただ、2つだけご注意を。
今回の感想は、絶対に若い方は置いてきぼりになります。
また、あんまり多くないと思いますが、ネタバレ要素もあります。
この2つについてご容赦ください。
目次
ドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』の感想
ストーリー・あらすじ部分がすでにやばい
まずなんといっても『ぼくらの勇気 未満都市』は、ストーリー・あらすじ部分がすごかったですね。
これのおかげで、1時間もあれば本一冊が読めるのにそれを放棄して。
毎週毎週楽しみにして見てたんですよねー。
どんな作品かについては、簡単なあらすじを書いていきますと。
ウイルスをともなった隕石の落下により、子どもたちしか生きられなくなった都市。
政府によると、ウイルスの拡散を防ぐべく、周囲には偽情報を流し。
同時にウイルスをもっている子どもたちを都市に隔離するとのこと。
そして、政府は子どもたちに、大人しくしているよう指示するのですが。
当然、次第に都市内部では、秩序が崩壊していってしまいます。
そんな状況下において、外部からやってきた少年2人が、都市に変化をもたらしていく。
かなり端折って書くと、こんな感じになりますね。
それにプラスして、大人の陰謀を暴いたり。
また恋愛なんかも加わっていくので。
見どころが満載でしたよ。
でも、やっぱり中心にいるのは、青春物語でしょうね。
大人は信用できないけど、大人に頼らないと生きていけない。
けど、本当に問題を解決するには、大人たちを超えていく必要がある。
そんな子供が本当の意味で大人になる際に経る過程を、描いていますから。
ちょっと特殊で、かつ難易度がハードモードすぎる状況下で行われていますけど^^
ただ見ているだけでも十分面白かったですけど。
こういうことに気づけるのが、大人になって観ることの強みですねー^^
放送時期がヤバすぎる
凄いといえば、放送時期のチョイスもすごかった。
今思うと、よくそんな適切な時期に、こんな大作ドラマをぶつけてこれたな。
そう思いますもん。
その理由は、2つありまして。
世界の終わりをほうふつさせる内容
まず1つ目は、世界の終わりに対する関心が異常に高かった時期に。
このストーリーを提供したこと。
『ぼくらの勇気 未満都市』が放送されたのは1997年。
ノストラダムスの大予言のいう1999年にくるという世界の終わりまでもうすぐで。
日増しに、終わった世界に対する関心が強まっていた時期でもありました。
そういったスペシャル特番や漫画なんかも、バンバンでていた時代ですもんね。
世界がどう終わるのか。
もし生き残ってしまったら場合にどういう生活がまっているのか。
こういったことへの、当時の国民の。
特にティーンエイジャーの飢餓感がとんでもありませんでした。
そこに、たとえ一都市だとしても、世界の終わりを感じさせるドラマを持ってきたら。
そりゃ心をわしづかみにされちゃいますよね。
乾いた土が水を吸い込んでいくかの如く、みんな吸い込まれて行ってましたもん^^
ウイルスやパンデミックへの関心
もう1つは、直近に大きな出来事が2つあり、ビッグウェーブがやってきていて。
それに乗ることができる内容だということですね。
その2つの出来事とは。
DNAなど目に見えないものに脚光をあびせ、ホラー業界に新しい息吹を吹き込んだ『パラサイト・イブ』。
ゾンビの存在をマニアックなものから一般的なものに変化させたゲーム『バイオハザード』。
この2つが発売され、ブームを巻き起こしていたこと。
そのせいで、当時って、DNAやウイルスといった目に見えないもの。
あるいはパンデミックといったものへの関心が、今までにないぐらい高まっていたんですよねー。
そこに、思いっきりウイルスが絡んだ作品ですからね。
そりゃもう、すごいもんでしたよ。
いやー、人が求めてる物を求めている時期に合わせて渡していく。
本当はかなり難しいはずなのに、こんなばっちりあわせてくるなんて。
発表時期を決定した制作陣の力に脱帽です。
キャストもやばい
後、今見ていると、キャストもすごいですね。
まぁ、ダブル主人公のKinki Kidsはもちろん。
子どもの頃の松潤や相場くんとかもいますもん。
特にこの松潤は久々だなー。
『花より男子』前の松潤って、今は見れませんもんね。
うちは、当時小学生の妹がジャニーズファンで。
夕方のアニメが始まる前にやっていたジュニアとか関ジャニとかの番組を一緒によくみてたんですよ。
だから、松潤ってかわいい感じのイメージだったんですが。
『花より男子』で俺様キャラになり。
そのあと戻るかと思いきや、そのまま大きくなっていったので
実はいまだにギャップから抜け出せてません。
多分、小さいころから知ってる近所の男の子が、思春期になったときに感じるのと同じ感じなんでしょうね^^
後、矢田亜希子さんも出ていたのには、ガチでびっくりしました。
矢田亜希子さんのデビュー作って、ドラマの『リング』だとばかり思ってましたから。
それよりも前に普通にでてるなんて。
『リング』のときに、「あの子誰?」って話題になってたんですけどね。
その前のこんな話題のドラマに出演していたのに。
私も含めて、なんでみんな気づかなかったんでしょうか?
『リング』の頃と同じぐらいかわいかったのに、不思議。
ドラマと『愛されるよりも愛したい』の組み合わせはやばい
最後に、見逃せないのが主題歌の『愛されるよりも愛したい』。
これ自体は、テレビとかでもよく目にするんですけど。
でも、『ぼくらの勇気 未満都市』とあわさるとやばすぎますよ^^
まだ第1話を見終わった段階なのに、一気にいろんな映像が甦ってきて。
これはリアルタイムで見ていた人間の特権ですねー。
終わりに
といわけで、『ぼくらの勇気 未満都市』の感想を書いてきました。
なんか今回の感想というよりかは。
今回見たのを通して、かつて見ていた物を改めて感想を書いているという感じになってしまいましたが。
まぁ、それだけ印象深かった作品だったということで、1つ。
しかし、20年後の約束が果たされる『ぼくらの勇気 未満都市2017』はどうなるんでしょうか?
1997年では、青少年期側の存在だったけど。
2017年では、完璧に大人側になった、Kinki Kidsの二人がどういったことをするのか。
また、1997年の時代を反映させていたように、2017年の時代も反映してくれるのか。
すごく楽しみです^^
以上、Huluで『ぼくらの勇気 未満都市』を見た感想!改めてすごいドラマだ、でした。
最終回を見終わった後の感想【追記】
7月15日になって、最終回まで一気に見たので、その感想も追記していきます。
最終回までの間には。
バラバラだった子どもたちが、衝突しながらも結束していったり。
ユーリが、ウイルスが死滅するのにぎりぎり間に合わなかったり。
柴犬がかわいかったのを覚えていたけど、改めて見るとやっぱりかわいかったり^^
色々ありました。
今のドラマの主流が、『東京タラレバ娘』のように極力自然体で、どこにでもいそうって思える感じなのに対して。
当時主流の演出過多な感じがあって、作風などが今と全然ちがってはいましたが。
それでも、面白かったですね。
ストーリーがしっかりしているドラマは、やっぱり強いや^^
でも、最終回まで見て、続編の2017を見るのは、「ちょっと怖いなー」とも思いましたね。
『ぼくらの勇気 未満都市』は、途中まで大人のことを「ズルいけど強大な大人」という風に話が進んでいました。
でも、最後の最後で、「年をとっているだけでくだらない大人」といった感じに変わっていくんですよ。
たとえば、加納典明が演じてる大人のトップの人物が、寒いとわめき、間抜けな顔をして眠りこけたり。
あるいは、これまで子供たちを支配していた自衛隊の人間が、やたら喜劇チックな行動をでたりといったことに表れているとおり。
大人をディスってるのは全編通して同じですが、その意味合いはかなり変わっていったんです。
そんな中でかわされた20年後の再会の約束を、本当に果たすんですよねー。
つまり、勇気のある大人になっているかの、答え合わせがされるわけで。
ちゃんと全員がそうなっているのか、心配になってくる。
ドラマですから、話を展開させていかないといけない関係上。
おそらく、そうはなってないと思いますけど。
きっとなりたくなかった大人になっている人間もいるはず。
それが、どれぐらいのレベルなのか。
希望に満ちた子どものころの姿を見た直後だから、よれよれにくたびれた姿とか見たら、「きついなー」って思うんです。
ですので、ある意味、2017を見るのは怖い。
まぁ、なんだかんだいって見ますけどね^^
怖い以上に、やっぱり気になりますから。
本当どうなるんでしょうね?
以上、『ぼくらの勇気 未満都市』の最終回を見終わった後の感想、でした。
(紹介している作品は、2017年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください。)